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PET/CT検査とは

シーメンス社PET/CT装置
Biograph mCT flow 20
国立国府台医療センターではPET/CT検査を地域の医療機関からお受けします。悪性腫瘍や心サルコイドーシスの評価を行うFDG PET/CT検査、アルツハイマー病による軽度認知障害または軽度の認知症の治療薬であるレカネマブ(商品名:レケンビR)、ドナネマブ(商品名:ケサンラR)の治療適応を決めるためのアミロイドPET/CT検査を行っています。
患者さんのご紹介については「FDG PET/CT検査の予約」、「アミロイドPET/CT検査の予約」をご参照ください。
PETとは、Positron Emission Tomography (陽電子放出断層撮影) の略で、放射線を出す薬剤(放射性薬剤)を使って行う核医学検査の一種です。薬剤を体内に投与し、体内に分布した薬剤を特殊なカメラでとらえて画像化しま す。PET/CTはPETに加え、同時にCTを撮影することで、より詳細に薬剤が体内のどの部位に集まっているか画像化でき、精度の高い診断が可能です。
当院はシーメンス社製の最新装置 Biograph mCT Flow 20を導入しており、従来の装置より以下のような特徴があります。
- 撮像範囲が広い4リング検出器がついており、撮影時間が減少しています
- TOF(time of flight)法の採用により、画質が向上しています
- 少ない線量でも高画質を保つようなソフトが導入されており、低被ばくでのCT撮影が可能です
- mCT flow 20では、全体の撮影時間は変えることなく、疾患に応じ部位別に細かな評価をしたい部分を重点的に撮像することが可能です
- 呼吸同期画像や高解像度画像もご依頼があれば容易に作成可能です
- 貴院で撮像された造影CTやMRI画像をDICOM規格で持参いただければ、当院で撮影したPET/CT画像との融合画像も作成可能です