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FDG PET/CT検査とは
FDGはPETで使う放射性薬剤の1つで、ブドウ糖によく似た物質です。投与するとブドウ糖と同じように体に取り込まれます。がんの治療評価や転移検索に用いられるのは、「多くのがん細胞が正常細胞に比べよりブドウ糖を取り込みやすい」という性質があるためです。
心サルコイドーシスや大型血管炎(高安動脈炎または巨細胞性動脈炎)で、活動性の評価に用いられるのは、炎症がある場合、その部位にブドウ糖を取り込みやすいという性質があるためです。
検査対象
悪性腫瘍(早期胃がんを除く悪性リンパ腫を含む)
他の検査、画像診断により病期診断、転移・再発の診断が確定できない方。
心疾患
虚血性心疾患による心不全患者における心筋組織のバイアビリティ診断(他の検査で判断のつかない場合に限る。)、心サルコイドーシスの診断(心臓以外で類上皮細胞肉芽腫が陽性でサルコイドーシスと診断され、かつ心臓病変を疑う心電図又は心エコー所見を認める場合に限る。)又は心サルコイドーシスにおける炎症部位の診断が必要とされる方。
大型血管炎(高安動脈炎または巨細胞性動脈炎)
すでに大型血管炎と診断のついている患者の、他の検査で病変の局在又は活動性の判断のつかない方